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福岡大学研究シーズクローズアップ vol.011 超音波化学療法による新しいがん治療へ
医学部医学科 内田 俊毅 講師

2013.09.27 up

 医学部医学科生理学教室 内田 俊毅 講師は、新しいがんの治療法として、全身にがんが転移した末期がん患者に有用な、光感受性物質と超音波を併用する超音波化学療法を開発しました。
 この療法は、がん細胞に選択的に結合する光感受性物質を、低周波・低強度の超音波で励起してがん細胞を破壊するというものです。従来技術では、広範囲に超音波を照射する場合、内部の温度上昇を招き、装置が不安定化し連続使用が困難でした。今回の新しい技術では、水冷化により温度上昇を抑制することで連続使用を可能とし、超音波照射面の皮膚熱傷も防止することができます。
 X線を用いるガンマナイフなど、正常組織へのダメージを呈する治療法や、大規模施設を必要とする重粒子線治療などの最新のがん治療は高額で、また全身に転移したがんには無効であると考えられています。一方、この新しい装置は安価に製作可能で、X線や抗がん剤の副作用もなく、適正に使用すれば正常組織へのダメージは皆無です。治療困難となった末期がん患者さんの治療方法として多いに期待できます。
 2013年8月、「イノベーション・ジャパン2013〜 大学見本市 & ビジネスマッチング 〜」((独)科学技術振興機構(JST)、(独)新エネルギー・ 産業技術総合開発機構(NEDO)主催)に出展しました。本装置はマウスのがん治療用実験装置の段階にありますが、ヒト用のがん治療装置に発展させるよう、企業との製品化を目指しています。

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