福岡大学 教育研究推進部 産学官連携センター

  • サイトマップ
  • アクセス
  • お問い合わせ

HOME > 福岡大学研究シーズクローズアップ vol.013

福岡大学研究シーズクローズアップ

バックナンバー

福岡大学研究シーズクローズアップ vol.013 竹チップを燃料とするバイオマスボイラーの開発
工学部機械工学科 麻生 裕之 助教

2013.12.09 up

 日本国内で放置されている竹林から大量に発生する竹廃材の問題。クローズアップvol.006でも取り上げましたが、竹は非常に繁殖力が強く、定期伐採によって生じる竹廃材は、竹林面積が特に多い九州地方にとって、その有効活用が強く望まれています。現状では、竹チップや竹フレークなどへ加工して飼料やたい肥として畜産・農業分野で利用されていますが、大量利用には至っていません。そこで麻生助教は竹の可燃性および環境特性に着目し、バイオマスエネルギー分野での有効利用を目指して、竹チップを燃料とする新しいタイプのボイラーを開発しました。
 従来、竹は含水率が高く燃焼しにくい事が特徴で、乾燥工程で木材等と混ぜることが必要であるため熱エネルギーとしては有効活用できずにいました。しかし、このボイラーは燃料として用いる竹チップの乾燥処理を見直し、ボイラーの輻射熱を利用した熱風で竹チップを乾燥させ、乾いたものからそのまま燃料として用いて熱エネルギーを生み出します。伐採した現地で竹を粉砕し、チップ化した生竹をそのままボイラーに投入し近隣のビニールハウスに用いるなど、輸送コストの大幅な削減が可能となり、また価格高騰が懸念される灯油に代わる燃料として、竹チップの大量利用に寄与します。さらに、このバイオマスエネルギーはCO2排出がゼロとして換算されるため、排出権取引の観点からも有利になります。
 2013年10月に北九州市で開催された再生可能エネルギー先端技術展2013(福岡県、北九州市、経済産業省 九州経済産業局、(公財)西日本産業貿易コンベンション協会 主催)に出展しました。vol.006にて紹介した工学部社会デザイン工学科佐藤教授主催の竹イノベーション研究会とも協力して、竹廃材を単なる産業廃棄物ではなく資源として大いに役立つことをアピールしていきます。



福岡大学 産学官連携センター
〒814-0180 福岡市城南区七隈八丁目19-1 文系センター高層棟4階
電話:092-871-6631(内線 2832〜2835) FAX:092-866-2308
E-mail:sanchi@adm.fukuoka-u.ac.jp
Copyright © 2012 Fukuoka University. All Rights Reserved.