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福岡大学研究シーズクローズアップ

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福岡大学研究シーズクローズアップ vol.019 エピジェネティクスを制御する小分子化合物による
白血病(成人T細胞白血病(ATL))治療法の開発
薬学部 小迫 知弘 准教授

2016.04.04 up

 白血球のひとつであるT細胞に感染し、成人T細胞白血病(ATL)を発症させるHTLV-1は、縄文時代から日本に存在するウィルスで、感染者の多くが特に九州地方に多いことで知られています。発症すると他の白血病と比較しても極めて予後が悪く、近年の実態調査においては、九州では減少傾向であるにもかかわらず大都市圏では増加しています。母子感染予防のための妊婦健診や発症予防のためのワクチンなどの効果が期待できますが、より確かなウィルス感染予防や治療法の確立が求められています。
 患者数・感染者数ともに多い九州地区で研究を続ける本学薬学部 小迫准教授は、ATL患者のがん細胞の増殖にかかわるタンパク質を特定し、ピンポイントで攻撃する分子標的療法による新規治療薬の開発を進めています。長寿遺伝子と呼ばれるSirtuinは、遺伝子発現を制御し老化や細胞周期調節に深く関与しています。ATL患者細胞に多く見られるSirtuinファミリーのSIRT1を標的として、DNA塩基配列の変化を伴わず遺伝子制御を変化させる(エピジェネティクス)、新たなATL治療へ繋がる研究です。
  2016年1月、「福岡大学新春産学官技術交流会2016」(本学主催)において、これまでの研究成果を発表しました。

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