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福岡大学研究シーズクローズアップ

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福岡大学研究シーズクローズアップ vol.020 薬剤アレルギーの迅速、高精度な検査方法を提案
医学部医学科 芝口浩智 講師

2016.04.04 up

 さまざまな疾病治療時の薬剤投与による薬物アレルギーは、軽度なものから重症薬疹、さらにアナフィラキシーショックのような重篤なものまであり、薬剤を処方するすべての診療科に関わる問題となっています。アレルギー発現を避けるための事前検査として遺伝子検査が行われていますが、汎用性があり安全性に優れながら高精度で迅速な検査方法は、未だ実用化されていません。
 このような状況において医学部(生化学)芝口講師は、薬学部(実務薬剤学)二神教授、安助教らと、アレルギー発現時に分泌されるサイトカイン等、血液中の液性成分を走化性因子として利用し、細胞動態の変化を高精度・高感度に定量化する新しいアレルギー検査方法を提案しました。
 患者の血清や白血球と投薬予定の薬剤を反応させた培養液を検体として使用し、検体に対する細胞の反応を時間経過に沿って記録・解析します。従来の検査方法と比して、迅速で精度も高く簡易なため、医療機関や検査機関などへの広範な普及が期待できます。検査はすべて体外で行い、生体反応を必要としないため安全で、採血量も非常に微量で済みます。培養液への添加が可能であればあらゆる抗原に対する検査に対応できるため、薬剤以外の食物や動物などのアレルギー疾患の危険性も予測でき、アレルギー発現の回避や事前対処が可能となります。
 2015年8月 「イノベーション・ジャパン2015」(JST、NEDO主催)に出展、2015年11月 「第1回KTC 大学合同 新技術説明会・技術相談会」(九州大学・九州工業大学・熊本大学主催)、2016年1月、「福岡大学新春産学官技術交流会2016」(本学主催)において研究発表を行いました。今後も更なる研究を重ね、実用化を目指します。



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