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福岡大学研究シーズクローズアップ

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福岡大学研究シーズクローズアップ vol.021 BDF製造時に副生する
       グリセリン廃液の全量資源化を目指して
産学官連携研究機関 資源循環・環境制御システム研究所 武下 俊宏 准教授

2017.10.13 up

 バイオディーゼル燃料(BDF)は、国内では廃食油とメタノールを原料として製造されており、植物油由来の再生可能エネルギーとして実用化されています。環境に優しいイメージですが、この製造工程において副生するグリセリン廃液は、有効な用途がなく産業廃棄物として処理され、結果としてBDFの製造コストを増加させています。
 福岡大学産学官連携研究機関 資源循環・環境制御システム研究所 研究開発室長 武下准教授は、この副生グリセリン廃液をグリセリン水溶液と分離油に分け、それぞれを再利用できる技術を見出しました。グリセリン水溶液は既存の排水処理施設の脱窒剤に、分離油はボイラー等の燃料として有効活用が期待できます。また、実際にグリセリン水溶液や分離油を使用することで、二酸化炭素排出量削減の効果も期待できます。
 グリセリン水溶液は、現在脱窒剤として使用されているメタノールの代替として、脱窒性能が変わらずかつ安価であり、ランニングコストを低減できます。また既存施設を大幅に変更せずに利用できるメリットがあります。分離油は、再生重油と混合してバイオ再生重油とすることで、工業用燃料としての用途が拡大します。
 武下准教授は、2013〜15年度に福岡県リサイクル総合研究事業化センターの研究会や共同研究プロジェクトとして本技術の開発を進め、2016年度以降も実証実験を重ねています。また2016年から2年続けて「イノベーション・ジャパン」に採択されて出展する等、この技術を実用化に結び付け、廃食油の100%資源化を目指しています。



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