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福岡大学研究シーズクローズアップ

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福岡大学研究シーズクローズアップ vol.025 ユニバーサルデザインを目指した核酸デリバリーツールsiRNA-PLGAミセル
薬学部 櫨川 舞 助教

2021.10.01 up

 遺伝子を標的とする核酸医薬品は、これまで治療薬のなかった難病や希少疾患の新しい治療薬になり得るとして近年注目を集めています。その一方で、血中安定性の低さ、細胞膜透過性の低さ、速やかな腎排泄などの課題に加え、製剤化に用いられる高分子の毒性などの課題があり、それを克服するための薬剤送達技術や製剤の安全性が求められています。
 櫨川助教が取り組んでいる技術は、がん転移治療を目的とした、新規のsiRNA(核酸)を搭載したミセル(粒子)設計による核酸医薬開発で、がん細胞を認識するユニットと核酸を含有するユニットを併せ持つハイブリッド構造が特徴です。安全性が確保された生分解性高分子PLGAを素材としており、卵巣がん腹膜転移モデルマウスを使用した実験において十分な治療効果が認められました。
 この技術により、生体内で核酸を安定した形で、安全に効率的に、がん細胞に送達することができます。また、疾患に合わせた標的遺伝子、がん種の変更に対応可能なユニバーサルデザインでもあり、将来の核酸医薬開発に重要な知見を与えるものと考えています。

 本研究内容は、2021年5月オンライン開催「新技術説明会」で発表、同年8月オンライン開催「イノベーション・ジャパン2021〜大学見本市Online」に出展しました。

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