イベント・セミナー
「福岡大学 新春産学官技術交流会2019」を開催しました
1月11日(金)本学中央図書館1階多目的ホールにおいて「福岡大学 新春産学官技術交流会2019」を開催し、企業、行政機関、各種団体等、学内外合わせて90名以上が参加しました。
基調講演では、明治大学副学長 大六野 耕作氏をお迎えし「グローバル人材育成、次の一手!」と題し、明治大学の国際化戦略についてお話しいただきました。語学研修、短期留学など様々なプログラムを通して学生のグローバルな感覚と意識を掘り起し、その後のキャリアパスにつなげていく試みは、大変興味深いものでした。
本学からは、下記4件の研究シーズを発表しました。ビジネスプランコンテストを勝ち抜いた学生チームによるベンチャー起業論の発表は、特に参加者の関心を集めていました。
終了後の賀詞交歓会にも多くの方にご参加いただき、活発な情報交換の場となりました。

- スプライシング制御を創薬標的とするステロイドホルモン産生抑制剤
- 医学部 医学科 助教 田中 智子
ステロイドホルモン過剰を抑制する化合物を見出し、副腎皮質癌の新たな治療薬に繋げる研究を紹介。ステロイドホルモンの調節に関わるNR5A1に着目し、スプライシングを介してNR5A1の発現レベルを低下させることで、癌細胞の増殖抑制が可能となる。
- 福奏プロジェクトと歩むCSVへの挑戦
- スポーツ科学部 教授 檜垣 靖樹
福岡大学研究ブランディング事業「福奏プロジェクト」の試みのひとつとして、運動と食と観光を組み合わせた「ヘルスツーリズム」を紹介。CSV(共通価値の創造)への挑戦として、出生前から老年期までの様々な健康課題に取組み、健康持続社会の実現を目指している。
- 企業による新しい地域社会への社会貢献創出
- 医学部 看護学科 准教授 馬場 みちえ
超高齢・長寿時代に相応しい新しい地域包括ケアシステムとして、地元事業所のガス検針員を対象にした高齢者の社会参加促進と見守りなどの高齢者ケアサポートに向けた教育アプローチを紹介。
