福岡大学 研究推進部 産学官連携センター

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イベント・セミナー

「第16回おおむた産学官連環交流会」

 2月8日(金)大牟田市において、本学大牟田産学連携推進室を含む6団体で組織された実行委員会主催で「第16回おおむた産学官連環交流会」を開催しました。本交流会では、産学官のつながりを深め、広く大牟田地域の技術革新が進展することを目的に、基調講演、研究シーズ発表、中小企業向け支援制度の説明が行われ、大牟田地区の企業や行政機関等から100余名の方々にご参加いただきました。
 本学からは、工学部機械工学科 麻生 裕之 助教が以下の内容を発表しました。

【発表内容】
「地方再生を担う新エネルギー ~竹を燃料としたバイオマスボイラーの実現~」
工学部機械工学科 助教 麻生 裕之

繁殖力が強く日本各地で増加する竹林は、土砂崩れのリスクもあり身近な社会問題となっており、定期的伐採の必要性とともに、それにより生じる竹廃材の有効活用が求められています。麻生助教が研究している竹チップバイオマスボイラーは、竹林の傍らで伐採・粉砕した竹チップを燃料として利用します。含水率が高く燃焼しにくい生竹のチップをボイラーの輻射熱により乾燥し燃料として用い、近隣のビニールハウスや温浴施設などの熱源として使用することが可能です。輸送コストを軽減し現地調達した燃料による熱エネルギー発生装置を普及することで『地域型のエネルギーの地産地消』を提案しました。

※ 本学は、平成15年4月より大牟田市との協定に基づき大牟田エコサンクセンター内に「大牟田産学連携推進室」を設置し、大牟田地域の産業技術の改善や研究開発の促進、地域産業の育成と振興を目指しています。