福岡大学 研究推進部 産学官連携センター

ホーム イベント・セミナー「西日本製造技術イノベーション2018」<6月13日(水)~15日(金)開催>

イベント・セミナー

「西日本製造技術イノベーション2018」に出展しました

 2018年6月13日(水)から15日(金)まで、西日本総合展示場新館(北九州市)で「西日本製造技術イノベーション2018」が開催されました。
 本学から下記2名の研究者が出展しました。3日間の入場者数は延べ17,214人(主催者発表)。本学ブースには約260人の企業関係者が訪れました。ご来場の皆様には御礼申し上げます。
 今後も展示会を通じて本学の研究紹介活動を行い、産学官連携を推進していきます。

「二酸化炭素や水を利用して作る複合材料から成る多機能性ナノマシーンの紹介」
工学部 化学システム工学科 教授(複合材料研究所 所長) 三島 健司

二酸化炭素や水など環境に優しい媒体を使って、ナノバブル、ナノリポソーム、ナノ複合材料を創製する技術を紹介しました。ナノ界面を活用することで、従来の方法では困難であった素材、薬剤、食品などが作れます。食品・医薬品・化粧品等の分野の機能性素材の開発に応用できる技術で、機能性素材のナノサイズ構造を制御できます。

※ 幅広い分野の企業関係者が多く来訪し、本研究の紹介だけでなく、食品・医療・化粧品分野以外の活用方法の相談、活発な意見交換が行われました。

「竹専焼ボイラー用の乾燥装置の開発と実証実験装置の製作について」
工学部 機械工学科 熱工学研究室 助教 麻生 裕之

現在開発中の「竹および木材チップの自動乾燥分別装置」を展示しました。粉砕後の竹や木材のチップを効率的に乾燥し、任意の含水率以下になったものから自動的に排出される装置です。機械部品の点数を減らし、構成部品にJIS規格の汎用品を用いることでコストパフォーマンスに非常に優れています。

※ 竹廃材の有効活用に関心のある方を中心に多くの方が来訪し、デモ装置を「見る」「聞く」「触る」ことで、本研究の説明や意見交換を行いました。