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「福岡大学新技術説明会」<5/31(火) オンラインで発表>

※イベントは終了しましたが、引き続き発表資料を本サイトよりご覧いただけます。各研究内容に関しては、下記お問い合わせ窓口までお願いします。

5月31日(火)に 本学は、科学技術振興機構(JST)との共催で「福岡大学新技術説明会」を開催します。今年度は下記8名の本学研究者自身がオンラインにて発表します。新技術や産学連携に関心のある企業など、多くの方のご参加をお待ちしています。

※JSTサイトには発表資料とともにオンライン発表時の動画も掲載されます。
 福岡大学新技術説明会【オンライン開催】

【日   時】2022年5月31日(火)9:55~15:25
【主   催】科学技術振興機構(JST)、福岡大学
【プログラム】

をクリックすると研究者情報、をクリックすると発表資料をご覧いただけます。

9:55~10:00
開会挨拶
産学官連携センター長 太郎丸 眞(工学部 電子情報工学科 教授)
10:00~10:25
<創薬>「再生医療の加速化を目指した生体適合素材細胞支持体の開発」
薬学部(薬物送達学)准教授/櫨川 舞

効率的な細胞シートの量産化を目指した新規細胞シート支持体を開発。生体適合素材で調製した細胞支持体は、培養後の細胞シートに重ねることで、吸水効果と共に細胞を効率よく吸着させ、細胞をシート状に綺麗に取り出すことができる。本細胞支持体は、生分解性を生かした除去不要な移植、積層化、薬物徐放化デバイスへの応用が可能。

10:30~10:55
<機械>「脱炭素社会の早期実現に欠かせない水素材料選択のための疲労試験機」
工学部 機械工学科 教授/遠藤 正浩

脱炭素社会実現の鍵の一つは水素社会の早期達成にある。くり返し(疲労)荷重を受ける水素機器に使用する材料を選択する方法はいくつか存在するが、それぞれに欠点があって決定的なものはまだない。水素機器に適合する材料の選択を安価に行うことができる新しい疲労試験機を紹介。

11:00~11:25
<製造技術>「平面材料から製作したアジャストフェイスシールド」
工学部 機械工学科 ものづくりセンター 准教授/熊丸 憲男

大学病院からの依頼で製作したフェイスシールドを紹介。頭回り、顔幅、フェイス面の角度が調整可能という多機能性を持ちながら、すべてのパーツが0.5~1.0mm厚のシートから切り出されているため、レザー加工機やプレスによる大量生産が可能。機能には現場看護師の意見が強く反映されている。

13:00~13:25
<創薬>「様々な組織を標的として選択的な遺伝子の送達を可能にするペプチド」
医学部 医学科(解剖学)講師/貴田 浩志

本技術はIgG抗体と遺伝子の両方に結合する、天然アミノ酸からなる抗体/遺伝子結合ペプチドである。ペプチド+治療遺伝子+標的細胞結合IgG抗体を混合して標的指向性を持ったナノ粒子が形成される。IgG抗体がデリバリー機能を果たし、簡単に様々な疾患の病変選択的な治療遺伝子送達を実現。

13:30~13:55
<材料>「簡便かつ効果的なステンレス表面の化学的改質法」
工学部 化学システム工学科 教授/八尾 滋

特殊な構造を持つブロック共重合体の希薄溶液にステンレスを浸漬し、所定の温度で乾燥するだけで、簡便かつ効果的にステンレスの表面を化学的に改質することができる画期的な手法を紹介。

14:00~14:25
<環境>「アサリ漁獲量アップに向けたペレット状フルボ酸鉄シリカ資材の開発」
工学部 社会デザイン工学科 教授/渡辺 亮一

これまでフルボ酸鉄シリカ資材は、干潟内に固定する方式にて十分な成果を確認することが出来た。新技術では、田畑に散布する肥料の様に撒くことが可能なペレット状の資材を開発し、簡単にどこでも取り組める干潟改善技術を紹介。

14:30~14:55
<医療・福祉>「次世代シーケンシング(NGS)を活用した絨毛膜羊膜炎発症予測を可能にする自己学習型アプリケーションの開発」
医学部 医学科(産科婦人科学)教授/宮本 新吾

本アプリケーションは、妊婦から採取した試料の次世代シーケンシング(NGS)データと妊婦の生体情報とを組み合わせることで、妊娠関連有害事象、例えば絨毛膜羊膜炎の発症を予測。また、予測に利用する閾値・生体情報の選択は機械学習を用いることで、解析症例数が増加するほど予測精度を向上させる機能を有する。

15:00~15:25
<通信>「パケット型インデックス変調方式を用いた差動化情報伝送」
工学部 電子情報工学科 助教/太田 真衣

本技術は、LPWAでの利用を想定したパケット型インデックス変調方式を用いた場合に時間同期を必要としない伝送方式である。時間インデックスの基準を1つ前の受信パケットにし、伝送するインデックス情報を差動化させることで定期的な時間同期が不要。

◆問い合わせ
福岡大学 産学官連携センター
「福岡大学 技術・経営相談申込書」
FAX:092-866-2308
E-mail:sanchi★adm.fukuoka-u.ac.jp

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