福岡大学 研究推進部 産学官連携センター

ホーム イベント・セミナー【出展報告】「大学見本市2023~イノベーション・ジャパン」<8月24日(木)・25日(金)>

イベント・セミナー

「大学見本市2023~イノベーション・ジャパン」に出展しました

 8月24日・25日の2日間、東京ビッグサイトにおいて「大学見本市2023~イノベーション・ジャパン」が開催されました。4年ぶりの現地開催で多くの企業関係者が来場し、本学のブースにも延べ150名近くの方に足を運んでいただきました。ご来場の皆さまには厚くお礼申し上げます。
 出展した2件の研究シーズの詳細は以下をご覧ください。
 今後もより一層産学連携による研究推進および社会貢献に取り組んでいきます。

川上コーディネーター(左)・山本 教授(右)
籾井コーディネーター(左)・貴田 准教授(右)
会場全体
【出展内容】

をクリックすると研究者情報、をクリックすると出展ポスターおよびプレゼン資料をご覧いただけます。

山本教授ショートプレゼン
<情報通信>
「タンパク質に優しい熱ゆらぎ原子間力顕微鏡測定法」
ポスタープレゼン資料
理学部 物理科学科 山本 大輔 教授

 本技術は、カンチレバーに取り付けられた針を試料に近づけて試料の形を見る、原子間力顕微鏡測定法に関する技術です。従来の技術ではカンチレバーの振動など力学的な挙動を検出し探針と試料との間の距離をフィードバック制御することで測定します。本技術では、カンチレバーの熱的な挙動である熱揺らぎの大きさを制御することで試料に与えるダメージを大幅に低減し、タンパク質など壊れやすい試料の表面構造を非常に弱い力で観察することが可能です。

貴田准教授ショートプレゼン
<健康・医療>
「神経難病治療のためのペプチドベースの標的指向性遺伝子キャリア」
ポスタープレゼン資料
医学部 医学科 解剖学講座 貴田 浩志 准教授

 本技術はIgG抗体と遺伝子の両方に結合する、天然アミノ酸からなる抗体/遺伝子結合ペプチド(AGBP)に加えて、ポリリジン、核移行シグナル、エンドソーム脱出シグナルなどを組み込んだ多機能性ポリプレックスです。細胞に結合するIgG抗体と治療遺伝子を混合して標的指向性を持ったナノ粒子が形成されます。AGBP単独の場合と比較して、電荷換算で1/10量のキャリアで、アストロサイトに選択的な遺伝子送達が可能になりました。神経難病の病変に選択的に治療遺伝子を送達するためのプラットフォームとして利用できます。

◆問い合わせ
福岡大学 産学官連携センター
「福岡大学 技術・経営相談申込書」
FAX:092-866-2308
E-mail:sanchi★adm.fukuoka-u.ac.jp

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