福岡大学 研究推進部 産学官連携センター

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「福岡大学新技術説明会」<5/28(火) オンライン開催>

※イベントは終了しましたが、引き続き発表資料を本サイトよりご覧いただけます。各研究内容に関しては、下記お問い合わせ窓口までお願いします。

 5月28日(火)、科学技術振興機構(JST)と共催で「福岡大学新技術説明会」を開催します。
 新技術説明会は、大学等の研究成果(特許)を実用化(技術移転)させることを目的としており、新技術や産学連携に興味のある企業関係者に向けて、研究者(=発明者)自らがプレゼンします。
 当日は本学5名の研究者がオンラインで説明します。多くの方のご参加をお待ちしています。

※JSTサイトには、後日発表資料とともにオンライン発表時の動画が掲載される予定です。
 福岡大学新技術説明会【オンライン開催】

【日 時】 2024年5月28日(火)9:55~13:55
【主 催】 科学技術振興機構(JST)、福岡大学
【プログラム】

をクリックすると研究者情報、をクリックすると発表資料をご覧いただけます。

9:55~10:00
開会挨拶
産学官連携センター長 太郎丸 眞 (工学部 電子情報工学科 教授)
10:00~10:25
<分析>
「細胞形質膜の脂質過酸化を可視化する」
理学部 化学科 助教 岩下 秀文

細胞を構成する生体膜の中で細胞形質膜(細胞膜)に限定して脂質の過酸化を可視化する低分子蛍光色素を開発しました。正常な細胞膜と酸化損傷した細胞膜を見分けることが可能です。脂質の過酸化に連動して、蛍光色素も酸化を受け赤色蛍光から緑色蛍光へと変化し、蛍光試薬や創薬スクリーニングなどに利用できます。

10:30~10:55
<医療・福祉>
「認知症者の危険行動の監視/通報/制御システム」
工学部 電子情報工学科 助教 橋本 浩二

認知症者の徘徊などの危険度は複雑な精神症状や心理状態などと関連しており、静的な情報だけからは行動監視しにくいという問題があります。本技術の目的は、監視対象者(認知症者)ごとに危険度を動的に判定のうえ徘徊等の問題行動を正確に検出し、認知症者の現状を的確に特定し、危険度に応じた正確な行動監視を実現することです。

11:00~11:25
<創薬>
「再生医療のための細胞培養フィルムの開発」
薬学部 薬学科 薬物送達学 准教授 櫨川 舞

本技術は、生分解する素材で作製した細胞支持体の上で細胞を培養する技術で、細胞シートを培養皿から剥離する工程が不要で、細胞支持体と共に生体への細胞シートの移植が可能になります。細胞支持体は自由な形状に成型でき、多層シートだけでなく、様々な形状の組織片を作製できます。

13:00~13:25
<分析>
「カルボン酸を対象とした高感度LC-MS分析用誘導体化試薬」
薬学部 薬学科 薬品分析学 教授 吉田 秀幸

常時正荷電を有するトリフェニルピリジニウム構造とカルボキシ基反応性のピペリジン構造とを併せ持つLC-MS用誘導体化試薬の開発に成功しました。既存の誘導体化試薬よりも高感度なカルボン酸分析を達成し、食品試料中の微量有機酸計測も可能です。

13:30~13:55
<材料>
「高速撹拌で、高分子被覆マイクロカプセルを作る」
工学部 化学システム工学科 教授 三島 健司

窒素や酸素、空気等を用い、容器内において、芯材粒子、熱可塑性樹脂、および高圧流体を高速に撹拌混合し、容器外に放出することにより、芯材粒子を高分子樹脂で被覆したマイクロメートルサイズの粒子を生成する方法を開発しました。薬剤経口投与・工業用複合材料・機能性健康食品等への用途を想定しています。

◆問い合わせ
福岡大学 産学官連携センター
「福岡大学 技術・経営相談申込書」
FAX:092-866-2308
E-mail:sanchi★adm.fukuoka-u.ac.jp

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