イベント・セミナー
「福岡大学新技術説明会」を開催しました
※このイベントは終了しました。引き続き【Webサイトでの技術紹介】福岡大学新技術説明会において、発表内容の詳細をご覧いただけます。
「福岡大学新技術説明会」をWEB上にて開催しています。
本説明会は国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の支援のもと、研究成果の実用化を目指し、新技術や産学連携に関心のある企業関係者に向けて、研究者自らが直接プレゼンを行うものです。
本年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から東京での開催は中止し、JST新技術説明会個別サイト上に発表資料を掲載しています。
各研究内容に関しては、下記お問い合わせ窓口までお願いします。
※ は各研究者情報へ、は発表資料へリンクしています
- <建築・土木>
「各種接合部一体化と施工合理化を実現するプレス鋼板活用技術」 - 工学部 建築学科 助教 田中 照久
各種プレス加工した鋼板のシンプルな形状特性とこれらの接合要素の力学特性による双方の構造利点を活かした、汎用性のある高度な接合方法を提供。鋼材同士に限らず、鋼・コンクリート・木などの異種材料部材を組み合わせた接合部にも利用可能で、建築や土木構造物の耐震性向上と長寿命化を実現できる。
- <建築・土木>
「竹製ドレーン材および液状化対策工法」 - 工学部 社会デザイン工学科 教授 佐藤 研一
竹杭を用いて比較的簡易かつ安価に、地盤の液状化を抑制することを可能とした液状化対策工法の一つである。竹の間隙の排水により、ドレーン効果と竹のじん性を利用し、耐震と免震の両方の機能を発揮することができ、構造物への地震の影響を最小限に抑えることが可能となる。
- <医療・福祉>
「小口径・閉鎖系内表面の抗血栓性化を可能にする新規バイオマテリアル創製技術」 - 工学部 化学システム工学科 教授 八尾 滋
特異的な構造の側鎖結晶性ブロック共重合体を用いて簡便にプラスチック基板の表面を抗血栓性化する新たな技術を開発。これまで不可能であった小口径管内部や閉鎖系構造体内部に、均質かつ耐久性のある抗血栓性を付与できるため、実用性のあるバイオマテリアルの創製が可能である。
- <デバイス・装置>
「時間・ドップラーを効率的に推定可能な新規レーダ技術」 - 工学部 電子情報工学科 教授 大橋 正良
ガウス波形を用いて時間領域・周波数領域で対称な形を有する信号をレーダ信号とし、受信信号に対して時間領域と周波数領域それぞれでドップラー、遅延を推定し、その情報交換を繰り返す。これにより高精度なレーダを効率よく実現できる。
- <医療・福祉>
「心拍で読み解く持久能力評価法」 - スポーツ科学部 教授 上原 吉就
交感神経活動状態と個々人の最適運動強度を測定するための装置・方法に関するもので、運動中の心拍[HR]と心拍変動周波数解析[HF(高周波)、LF(低周波)]からHFを副交感神経、HR/LFを交感神経の活動指標とし、両者の交点を求めることによりリアルタイムかつ簡便に最適運動強度の測定が可能である。
- <エネルギー>
「バイオディーゼルとバイオエタノールの並行製造」 - 工学部 化学システム工学科 教授 重松 幹二
バイオディーゼル製造時に副生する不純物を含む廃グリセリンを、再生可能エネルギーであるバイオエタノール製造の脱リグニン工程に用いたところ、単純に加熱するだけでスギなどの針葉樹に対して良好に作用し、リグニンが可溶化した廃グリセリンは高カロリー化した。
- <材料>
「表面改質によるフッ素樹脂への接着性付与手法の開発」 - 機能・構造マテリアル研究所 特命研究助教 平井 翔
吸着等の機能性発現が可能なブロック共重合体を用いて表面改質を施すことにより、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)に接着性を付与することに成功。本手法で用いるブロック共重合体は安価かつ簡便に合成でき、多孔膜の内部や大型の成形品など様々な形状であっても改質することが可能となる。
- ◆問い合わせ
- 福岡大学 産学官連携センター
- 「福岡大学 技術・経営相談申込書」
- FAX:092-866-2308
- E-mail:sanchi★adm.fukuoka-u.ac.jp
※お問い合わせについてはメールまたはFAXでお願いします。
※メールを送る際は「★」を「@」に変えてください。