福岡大学 研究推進部 産学官連携センター

ホーム イベント・セミナー「イノベーション・ジャパン2021~大学見本市Online」<8/23(月)~9/17(金) オンラインで発表>

イベント・セミナー

「イノベーション・ジャパン2021~大学見本市Online」に出展

※イベントは終了しましたが、引き続き出展した資料等を本サイトよりご覧いただけます。各出展内容に関しては、下記お問い合わせ窓口までお願いします。

 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が主催する「イノベーション・ジャパン~大学見本市」は、産業界のニーズと大学界のシーズとのマッチングを図って開催される国内最大級の産学マッチングイベントです。全国の大学等の技術シーズを一堂に集めて企業へ紹介し、産学連携の推進・技術移転のきっかけとなっています。
 昨年に引き続き本年度もオンライン開催です。本学からは4件のシーズを出展します。

イノベーション・ジャパン2021~大学見本市Online

【日  時】 2021年8月23日(月)~ 9月17日(金)(開催期間中WEBサイト上に一般公開されます)
【主  催】 国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)
【共  催】 文部科学省
【出展内容】

をクリックすると研究者情報、をクリックすると出展資料の一部をご覧いただけます。

<医療>
「植物由来材料を用いた新規医療用ナノデバイス創製法」
工学部 化学システム工学科 三島 健司 教授

水、セルロースナノファイバーおよび二酸化炭素が混合した液に超音波を照射することにより、気液界面を拡張してセルロースナノファイバーのカプセル化を促進。この技術で調製したカプセルは、mRNAワクチンを封入するためのキャリアとして利用を想定。新規医療用ナノデバイスとしての活用が期待できます。

<マテリアル・リサイクル>
「竹杭を用いた液状化対策工法の開発」
工学部 社会デザイン工学科 佐藤 研一 教授

伐竹材を竹杭として、比較的簡易かつ安価に地盤の液状化を抑制できる新しい液状化対策工法を考案。竹の持つしなり、空洞、竹節などを上手く利用し、地震時の地盤の揺れの吸収(制震効果)、過剰間隙水圧の消散効果(ドレーン効果)が大いに期待される新しい工法です。

<医療>
「癌・老化・肥満に関連する酸化ストレスを抑制する安全な低分子化合物」
医学部 医学科 角田 俊之 准教授

3次元培養法でKRASの変異以外同じ遺伝子背景の癌及び正常モデルで比較するスクリーニング法を構築。癌モデルのみに効果を示し、マウスにおいて低毒性かつ抗腫瘍効果を示す化合物を同定。この分子の標的は、ミトコンドリアと小胞体において重要な機能を持つハブタンパク質であり、酸化ストレスを抑制することより、癌以外にも老化や肥満に効果の可能性があります。

<医療>
「ユニバーサルデザインを目指した核酸デリバリーツールsiRNA-PLGAミセル」
薬学部 免疫・分子治療学 櫨川 舞 助教

本技術は、がん転移治療を目的とした核酸医薬開発のための新規siRNA搭載ミセル設計で、生体内で核酸を安定・安全かつ高効率で、がん細胞特異的に送達することが可能。疾患に合わせた標的遺伝子、がん種の変更に対応可能なユニバーサルデザインであるため、将来の核酸医薬開発に重要な知見を与えるものと考えます。

◆問い合わせ
福岡大学 産学官連携センター
「福岡大学 技術・経営相談申込書」
FAX:092-866-2308
E-mail:sanchi★adm.fukuoka-u.ac.jp

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